
【熊本】お客様の体験談~兄弟で意見が合わなかった相続不動産~

相談者: 熊本市東区在住 50代男性(3人兄弟の次男)
物件: 熊本市北区 築40年 2階建て一戸建て
来店動機:ポスティングチラシを見て
ご相談内容:空き家になった実家を兄弟3人で共有名義にしているが、売却したい自分たち(次男・長女)と、残しておきたい長男(県外在住)とで意見が割れ、固定資産税や草むしりなどの管理負担だけがのしかかっている。
※ご相談時に伺った内容に基づいています(プライバシー保護のため一部変更しております)
「とりあえず共有名義」が招いた、終わらない話し合い
3年前に最後のお親御様を見送り、誰も住まなくなった北区の実家。
相続の際、どうするか決めきれなかったため、「とりあえず兄弟3人の共有名義」にして登記されました。
熊本にお住まいの次男(今回の相談者様)と長女様は、定期的な空気の入れ替えや庭の草むしり
そして毎年やってくる固定資産税の支払いに限界を感じ、「早く売却して現金で分けたい」と考えていらっしゃいました。
しかし、県外に住む長男様は「生まれ育った実家を無くすのは寂しい。将来、誰かが住むかもしれないから置いておきたい」と猛反対。共有名義の不動産は、名義人全員の同意がなければ売却できません。話し合いは次第に感情的になり、ついには兄弟間の連絡すら途絶えがちになってしまったそうです。「このままでは実家がボロボロになってしまうし、兄弟の仲まで悪くなる」と、すがるような思いで弊社にご相談にお見えになりました。

第三者(プロ)が入ることで、冷静な現実が見えてくる
ご相談をお受けして痛感したのは、「誰が正しい・間違っている」ではなく、皆様それぞれに実家への深い愛着があるということでした。ただ、長男様は遠方にいるため、実際の「維持・管理の過酷さ」を肌で感じていなかったのです。
そこで弊社は、相談者様の了承を得た上で、長男様と直接お話をさせていただくことにしました。
感情的な言い合いを避け、あくまで客観的な不動産のプロとして、以下の点をご説明しました。
・現在の建物の劣化状況(写真付きレポート)
・今後10年間維持した場合にかかる固定資産税、修繕費、火災保険料などの具体的なランニングコスト
・「特定空き家」に指定された場合の固定資産税増税などの法的なリスク
・現在の熊本市北区における不動産相場と、今後建物が老朽化することによる資産価値の目減り
数字とデータを用いた冷静な説明をお聞きになり、長男様も「まさかそこまで維持費やリスクがかかるとは思わなかった。熊本にいる2人に負担をかけすぎていた」と現状をご理解くださいました。

全員が納得の売却。そして、下りた「心の肩の荷」
長男様の同意も得られ、晴れて売却活動をスタート。
閑静な住宅街で敷地も広かったため、建物を解体して更地にした上で、新築用地として探されていた若いご夫婦とのご縁が結ばれました。 売却代金は、解体費や諸経費を差し引いた後、兄弟3人で公平に分配。
毎年の税金や管理のプレッシャーから解放されただけでなく、現金化できたことで、それぞれのお子様の教育資金や老後の備えとして有意義に活用できるようになりました。

担当者より
初めてご来店いただいた際、「兄弟喧嘩みたいになってしまって、親に申し訳ない」と深く肩を落とされていた相談者様のお姿がとても印象に残っています。
相続物件のご相談では、私たちが「不動産の査定」をするだけでなく、「ご家族の橋渡し役」になることが一番重要なミッションだと考えています。県外の長男様とお電話でお話しした際、最初は警戒されていましたが、最後には「プロに間に入ってもらって、現実を知れて本当によかった。ありがとう」と言っていただけた時は、心の中でガッツポーズをしてしまいました(笑)。
売却手続きの最後の決済日、久しぶりにご兄弟3人が揃ってお会いになり、昔の思い出話で笑顔の花を咲かせていらっしゃった光景を見て、私も胸が熱くなりました。「家」という形はなくなってしまいましたが、皆さまの心の中にある「実家の温かい思い出」と「ご兄弟の絆」は、これからもずっと残っていくはずです。 肩の荷が下りた今、ぜひご兄弟で水入らずのお食事にでも行かれてくださいね! 今後も何か不動産のことで気になることがあれば、いつでもご相談ください。

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